私はモダンを始めてから、いろんなデッキを作っては壊し、作っては壊しを繰り返してる飽き性な一面があるのですが、一つだけずっと使っているデッキがあります。
それはバーンです。
僧院の速槍×4
ゴブリンの先達×4
大歓楽の幻霊×4
クリーチャー12
稲妻×4
溶岩の打ち込み×4
裂け目の稲妻×4
批判家刺殺×4
焼尽の猛火×4
ボロスの魔除け×4
稲妻の螺旋×4
スペル28
血染めのぬかるみ×4
乾燥大地×3
山3
感動的な眺望所2
踏み鳴らされる地1
聖なる鋳造所2
灼陽大峡谷4
焦熱島嶼域1
土地20
サイド
頭蓋割り3
コーの火歩き2
安らかなる眠り2
石のような静寂2
燃えがら蔦3
損耗/摩耗1
粉々2
バーンとは、ご存知の方もたくさんおられると思いますが、優秀な火力呪文を相手にこれでもかと言わんばかりに叩きつけて、ライフを直接溶かし、勝利を狙うデッキです。
優秀な火力の代表格といえば、やはりこちら。
稲妻でしょう。
1マナで3点、プレイヤー、クリーチャー、プレインズォーカーにダメージを与えられる、最高にクールな火力です。
古の、最強の火力呪文と言っても過言ではありません。
他にもバーンには、火力がてんこ盛りです。
各スペルとも、稲妻ほど汎用性がきくわけではありませんが、どれも強力です。
溶岩の打ち込みはプレイヤー限定で3点。
ドラクエのメラゾーマみたいなイラストですね。
カッコいいです。
裂け目の稲妻は、時間差は生まれますが、待機1でクリーチャー、プレイヤー、プレインズォーカーを選べる3点火力です。
(待機は、一旦待機コストで唱えると、待機カウンターがのって、追放領域にいきます。そのあと、次の自分のアップキープに1個待機カウンターがとれます。待機カウンターが0になったら、呪文がそのままマナコストを払う事なくとなえれます。)
批判家刺殺は、絢爛コストで1マナ3点火力に化けます。
(絢爛は、唱えるターンに相手にダメージを与えていると絢爛コストで唱えれます)
バーンにとって批判家刺殺を手に入れたのは、2019年の大きな収穫の一つです。
2マナ域にも優秀な火力が満載されています。
ボロスの魔除けは、モードは3つありますが、バーンで主に使うのはプレイヤーへの4点火力です。
愛称はボロチャ。
モダンのバーンで赤白が多い理由は、ボロチャを入れたいがためです。
焼尽の猛火は、上陸でクリーチャーとプレイヤー両方に3点火力に化けます。
(上陸は、唱えるターンに土地を出していると、上陸になります。フェッチランドを使うと、インスタントタイミングで上陸になります)
邪魔なクリーチャーを排除しながらプレイヤーにもダメージを与えれるため、非常に強力です。
ただクリーチャーの少ないデッキにはあまり効果がないので、サイドアウトする事も多いです。
稲妻のらせんはクリーチャー、プレイヤー、プレインズォーカーを選べる3点火力です。
この呪文の最大の魅力は、ダメージを与えた後、なんと3点ライフを回復出来るところにあります。
実質、2マナで3点ドレインです。
ドレインが得意な黒の呪文を遥かに越えるマナ効率で、対ビートダウン戦、対バーン戦等、序盤からライフを積極的に狙うデッキに対して、大きな効果を発揮します。
特にバーンのミラーマッチになると、どちらが多くの稲妻のらせんをより引き、撃てるかで勝敗が別れる場合があります。
バーンにとってライフゲインは天敵なので、お互いが稲妻のらせんを撃ち合うことがあるのです。
バーンのミラーマッチの時は、気合いを入れてヘリックス!!
(稲妻の螺旋の愛称。英明が Lightning helix のため)
と叫びましょう。
より強く、気合いを入れてへリックス!!と叫んだ方が稲妻のらせんを手中にし、バーンのミラーマッチを制することができるでしょう(大嘘)。
ただそれだけ、勝利に直結するので、稲妻のらせんを引くかどうかは気合いが入ります。
お互いにヘリックス!!と叫びあった後には、バーン使い同士の熱い友情が芽生えるかも?しれません。
バーンには火力だけではなく、高速でライフを溶かすのに適したクリーチャーも揃っています。
僧院の速槍は、一見ただの赤1マナ、1/2速攻持ちに見えますが、最大の特徴は果敢にあります。
果敢はこのターンに、クリーチャーでない呪文を唱えた数だけ+1/+1修正されます。
つまり、火力を連打すれば連打するだけ僧院の速槍はムキムキになり、高い打点を叩き出します。
バーンには、優秀な軽量スペルが満載なので相性は抜群なのです。
それになにより、イラストもベリーキュートですね!!
ゴブリンの先達は、1マナで2/2速攻。滅茶苦茶強力で、1ターン目からガンガンライフを削っていきます。
攻撃をするときに相手のライブラリーをめくって、土地なら相手の手札にいってしまうというデメリットもあるのですが、序盤で終わらせるバーンにとって、大したデメリットにはなりません。
大歓楽の幻霊は、3マナ以下の呪文を唱えるたびに、唱えたプレイヤーにも2点ダメージを与えます。
相手の行動を大きく制限することができます。
ただ注意しなければいけないのは、自分も自分の3マナ以下の呪文を唱えると、2点くらうこと。
大歓楽の幻霊を出すタイミングは、相手のライフが自分のライフより大きく下回っている時か、自分がダメージをくらっても押しきれる時、稲妻のらせんでダメージを軽減しながら攻められる時などです。
非常に強力なカードですが、出すタイミングを間違えると負けに直結しかねない、諸刃の剣なのです。
ただストームなど、スペルを連打するようなデッキにはすぐ出しましょう。
相手は出すだけで悶絶します。
2019年のバーンは、土地にも大きな収穫がありました。
それはキャノピーランドです。
バーンにとって、息切れしかかっている時の土地引きは、死に直結します。
それをキャノピーランドは、序盤はマナ基盤の安定に貢献しながら、後半はドローし火力に変われる可能性を見いだしてくれる、最高のカードなのです。
他の土地も見てみましょう。
フェッチランドは、他のデッキにとってもそうですが、バーンにとっては特にデッキ圧縮を意識しましょう。
大体、バーンは3~4枚土地がこれば十分回ります。
逆にそれ以上土地が来ると、かなり厳しい展開になります。
ちなみにこのデッキリストは、血染めのぬかるみと乾燥台地を入れていますが、山が持ってこれるフェッチランドであれば何でも大丈夫です。
余談ではありますが、フェッチがなぜこんなに皆入れていてお高いのかといいますと、サーチすることによりマナ基盤が安定しやすくなるのは勿論ですが、このデッキ圧縮の効果が目に見えづらい非常に大きなメリットになっているからです。
フェッチランドでライブラリーから土地を持ってくることにより、ライブラリーの中の土地を1枚少なくすることができます。
そうすることで、後半に余計な土地引きをする可能性を減らすことができるのです。
また、墓地を利用するデッキにとっては、フェッチを出すだけで墓地の枚数を増やせるというメリットもあります。
これだけ強力な土地なので、パイオニアでは禁止されたのでしょうね。
サイドカードの選択は、バーン使いにとっては最も重要かもしれません。
なぜならバーンは、その強力さ故、強烈なアンチカードがこれでもかというくらいに、存在するからです。
バーンの以戦目1戦目の勝率は、はっきり言ってかなり高いです。
それだけ相手に理不尽な挙動を要求し、ちゃんと回れば3~4ターン目には相手のライフを焼き切ることができます。
その分相手は、きっちりサイドカードで対策してきます。
その強力なアンチカードをかいくぐる、サイドカードをこちらも用意しなければならないのです。
まずは頭蓋割りについて。
頭蓋割りはシンプルに、火力を飛ばしながら相手のライフ回復をできなくするカードです。
まず、もっとも簡単に思いつくバーン対策は、ライフを回復することです。
例えば3点ライフを回復されるだけで、稲妻が1枚なかったことにされます。
バーンは手札を一気に使い切って相手を倒すため、長期戦には向いていません。
例え1枚でも稲妻を無力化されるだけで、大きなテンポロスとなります。
頭蓋割りはそんな回復呪文を唱えた相手に、スタックに上から乗せて唱えましょう。
相手はライフも回復できず、手札も1枚損失し、3点ダメージをくらいます。
メインから頭蓋割りを採用するのもありで、その辺は環境の読み次第かと。
安らかなる眠りは墓地対策です。
安らかなる眠りが墓地にある限り、お互いの永久に追放し、墓地を利用するデッキを悶絶させます。
石のような静寂は、対アーティファクト用のカードです。
アーティファクトの起動能力を使えなくします。
粉々も対アーティファクト用のカードです。
アーティファクトを破壊し、3点ダメージを与えます。
バーンは虚空の杯をX1で置かれると、デッキがほとんど1マナスペルで構成されているので、悶絶します。
(虚空の杯はアーティファクト。XXマナで、Xのマナコストの呪文を虚空の杯が置かれている間、ずっと打ち消します)
虚空の杯を置かれた時は、すかさず粉々にしたいものです。
他にも勿論、アーティファクト多用する相手に効果大です。
燃えがら蔦は、バーンにとっての最大のアンチカード、神聖の力戦対策です。
神聖の力戦は、唱えたプレイヤーに呪禁を与えます。
バーンの呪文は多くがプレイヤーを対象に取ります。
つまり出されると、悶絶です。
燃えがら蔦のいいところは、アーティファクトも破壊できて、何より置いておくだけでもダメージが与えれるところ。
コンボデッキに対して、追加の大歓楽の幻霊として入れることもあります。
なんでもできる、可愛いやつです。
損耗/摩耗は、役割が粉々と燃えがら蔦と被りますが、虚空の杯をX2で置かれた時にかいくぐれるな。
ぐらいの感じで入れてます。
(分割カードのマナコストは、2つ合わせた合計。つまり、損耗/摩耗のマナコストは3)
強いカードなのですが、サイドの中のバランス的に変えようかな?とも、悩んでいます。
コーの火歩きは、主に対バーンのミラーマッチ用です。
お互いに赤い呪文を撃ち合うので、大きな回復を見込めます。
プロテクション赤も強力で、除去もされにくいです。
あれ……バーンを愛するあまり、バーンの記事を書いていたら止まらなくなってしまいました。
ものすごい長文になってしまいましたね。
ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
バーンは一見、戦術がシンプルなため、脳筋デッキに見えることもあると思います。
実際に、ぶん回れば無類の強さを発揮するため、脳筋で勝てることもあります。
しかし実際には、初手の手札を見た時にこの手札で焼き切れるのか。
メインで勝てたとしても、相手のアンチカードが何が来るかを予測し、対応しきれるか。
土地のプレイ、クリーチャー、火力を唱える順番。
相手を焼き切るためのプロセスを考え出すと、とても奥が深く、考えなければ勝てないデッキです。
私自身、がばがばのプレミを連発したり、ダメージ計算を失敗して負けたことも、多々あります。
しかしその分、相手を焼き切ったときは嬉しいです。
私個人としては、使っていてとても楽しいデッキです。
また、モダンの中では比較的安価な部類のデッキですので、これからモダンを始めようと思っていて、火力が好きな方がおられましたら、おすすめできるデッキだと思います。
私もまだまだ、バーン道の半ばにいる身ですので、精進していきたいと思っております。
長々と長文、失礼いたしました。
また次回の更新で、お会いしましょう!
それはバーンです。
僧院の速槍×4
ゴブリンの先達×4
大歓楽の幻霊×4
クリーチャー12
稲妻×4
溶岩の打ち込み×4
裂け目の稲妻×4
批判家刺殺×4
焼尽の猛火×4
ボロスの魔除け×4
稲妻の螺旋×4
スペル28
血染めのぬかるみ×4
乾燥大地×3
山3
感動的な眺望所2
踏み鳴らされる地1
聖なる鋳造所2
灼陽大峡谷4
焦熱島嶼域1
土地20
サイド
頭蓋割り3
コーの火歩き2
安らかなる眠り2
石のような静寂2
燃えがら蔦3
損耗/摩耗1
粉々2
バーンとは、ご存知の方もたくさんおられると思いますが、優秀な火力呪文を相手にこれでもかと言わんばかりに叩きつけて、ライフを直接溶かし、勝利を狙うデッキです。
優秀な火力の代表格といえば、やはりこちら。
稲妻でしょう。
1マナで3点、プレイヤー、クリーチャー、プレインズォーカーにダメージを与えられる、最高にクールな火力です。
古の、最強の火力呪文と言っても過言ではありません。
他にもバーンには、火力がてんこ盛りです。
各スペルとも、稲妻ほど汎用性がきくわけではありませんが、どれも強力です。
溶岩の打ち込みはプレイヤー限定で3点。
ドラクエのメラゾーマみたいなイラストですね。
カッコいいです。
裂け目の稲妻は、時間差は生まれますが、待機1でクリーチャー、プレイヤー、プレインズォーカーを選べる3点火力です。
(待機は、一旦待機コストで唱えると、待機カウンターがのって、追放領域にいきます。そのあと、次の自分のアップキープに1個待機カウンターがとれます。待機カウンターが0になったら、呪文がそのままマナコストを払う事なくとなえれます。)
批判家刺殺は、絢爛コストで1マナ3点火力に化けます。
(絢爛は、唱えるターンに相手にダメージを与えていると絢爛コストで唱えれます)
バーンにとって批判家刺殺を手に入れたのは、2019年の大きな収穫の一つです。
2マナ域にも優秀な火力が満載されています。
ボロスの魔除けは、モードは3つありますが、バーンで主に使うのはプレイヤーへの4点火力です。
愛称はボロチャ。
モダンのバーンで赤白が多い理由は、ボロチャを入れたいがためです。
焼尽の猛火は、上陸でクリーチャーとプレイヤー両方に3点火力に化けます。
(上陸は、唱えるターンに土地を出していると、上陸になります。フェッチランドを使うと、インスタントタイミングで上陸になります)
邪魔なクリーチャーを排除しながらプレイヤーにもダメージを与えれるため、非常に強力です。
ただクリーチャーの少ないデッキにはあまり効果がないので、サイドアウトする事も多いです。
稲妻のらせんはクリーチャー、プレイヤー、プレインズォーカーを選べる3点火力です。
この呪文の最大の魅力は、ダメージを与えた後、なんと3点ライフを回復出来るところにあります。
実質、2マナで3点ドレインです。
ドレインが得意な黒の呪文を遥かに越えるマナ効率で、対ビートダウン戦、対バーン戦等、序盤からライフを積極的に狙うデッキに対して、大きな効果を発揮します。
特にバーンのミラーマッチになると、どちらが多くの稲妻のらせんをより引き、撃てるかで勝敗が別れる場合があります。
バーンにとってライフゲインは天敵なので、お互いが稲妻のらせんを撃ち合うことがあるのです。
バーンのミラーマッチの時は、気合いを入れてヘリックス!!
(稲妻の螺旋の愛称。英明が Lightning helix のため)
と叫びましょう。
より強く、気合いを入れてへリックス!!と叫んだ方が稲妻のらせんを手中にし、バーンのミラーマッチを制することができるでしょう(大嘘)。
ただそれだけ、勝利に直結するので、稲妻のらせんを引くかどうかは気合いが入ります。
お互いにヘリックス!!と叫びあった後には、バーン使い同士の熱い友情が芽生えるかも?しれません。
バーンには火力だけではなく、高速でライフを溶かすのに適したクリーチャーも揃っています。
僧院の速槍は、一見ただの赤1マナ、1/2速攻持ちに見えますが、最大の特徴は果敢にあります。
果敢はこのターンに、クリーチャーでない呪文を唱えた数だけ+1/+1修正されます。
つまり、火力を連打すれば連打するだけ僧院の速槍はムキムキになり、高い打点を叩き出します。
バーンには、優秀な軽量スペルが満載なので相性は抜群なのです。
それになにより、イラストもベリーキュートですね!!
ゴブリンの先達は、1マナで2/2速攻。滅茶苦茶強力で、1ターン目からガンガンライフを削っていきます。
攻撃をするときに相手のライブラリーをめくって、土地なら相手の手札にいってしまうというデメリットもあるのですが、序盤で終わらせるバーンにとって、大したデメリットにはなりません。
大歓楽の幻霊は、3マナ以下の呪文を唱えるたびに、唱えたプレイヤーにも2点ダメージを与えます。
相手の行動を大きく制限することができます。
ただ注意しなければいけないのは、自分も自分の3マナ以下の呪文を唱えると、2点くらうこと。
大歓楽の幻霊を出すタイミングは、相手のライフが自分のライフより大きく下回っている時か、自分がダメージをくらっても押しきれる時、稲妻のらせんでダメージを軽減しながら攻められる時などです。
非常に強力なカードですが、出すタイミングを間違えると負けに直結しかねない、諸刃の剣なのです。
ただストームなど、スペルを連打するようなデッキにはすぐ出しましょう。
相手は出すだけで悶絶します。
2019年のバーンは、土地にも大きな収穫がありました。
それはキャノピーランドです。
バーンにとって、息切れしかかっている時の土地引きは、死に直結します。
それをキャノピーランドは、序盤はマナ基盤の安定に貢献しながら、後半はドローし火力に変われる可能性を見いだしてくれる、最高のカードなのです。
他の土地も見てみましょう。
フェッチランドは、他のデッキにとってもそうですが、バーンにとっては特にデッキ圧縮を意識しましょう。
大体、バーンは3~4枚土地がこれば十分回ります。
逆にそれ以上土地が来ると、かなり厳しい展開になります。
ちなみにこのデッキリストは、血染めのぬかるみと乾燥台地を入れていますが、山が持ってこれるフェッチランドであれば何でも大丈夫です。
余談ではありますが、フェッチがなぜこんなに皆入れていてお高いのかといいますと、サーチすることによりマナ基盤が安定しやすくなるのは勿論ですが、このデッキ圧縮の効果が目に見えづらい非常に大きなメリットになっているからです。
フェッチランドでライブラリーから土地を持ってくることにより、ライブラリーの中の土地を1枚少なくすることができます。
そうすることで、後半に余計な土地引きをする可能性を減らすことができるのです。
また、墓地を利用するデッキにとっては、フェッチを出すだけで墓地の枚数を増やせるというメリットもあります。
これだけ強力な土地なので、パイオニアでは禁止されたのでしょうね。
サイドカードの選択は、バーン使いにとっては最も重要かもしれません。
なぜならバーンは、その強力さ故、強烈なアンチカードがこれでもかというくらいに、存在するからです。
バーンの以戦目1戦目の勝率は、はっきり言ってかなり高いです。
それだけ相手に理不尽な挙動を要求し、ちゃんと回れば3~4ターン目には相手のライフを焼き切ることができます。
その分相手は、きっちりサイドカードで対策してきます。
その強力なアンチカードをかいくぐる、サイドカードをこちらも用意しなければならないのです。
まずは頭蓋割りについて。
頭蓋割りはシンプルに、火力を飛ばしながら相手のライフ回復をできなくするカードです。
まず、もっとも簡単に思いつくバーン対策は、ライフを回復することです。
例えば3点ライフを回復されるだけで、稲妻が1枚なかったことにされます。
バーンは手札を一気に使い切って相手を倒すため、長期戦には向いていません。
例え1枚でも稲妻を無力化されるだけで、大きなテンポロスとなります。
頭蓋割りはそんな回復呪文を唱えた相手に、スタックに上から乗せて唱えましょう。
相手はライフも回復できず、手札も1枚損失し、3点ダメージをくらいます。
メインから頭蓋割りを採用するのもありで、その辺は環境の読み次第かと。
安らかなる眠りは墓地対策です。
安らかなる眠りが墓地にある限り、お互いの永久に追放し、墓地を利用するデッキを悶絶させます。
石のような静寂は、対アーティファクト用のカードです。
アーティファクトの起動能力を使えなくします。
粉々も対アーティファクト用のカードです。
アーティファクトを破壊し、3点ダメージを与えます。
バーンは虚空の杯をX1で置かれると、デッキがほとんど1マナスペルで構成されているので、悶絶します。
(虚空の杯はアーティファクト。XXマナで、Xのマナコストの呪文を虚空の杯が置かれている間、ずっと打ち消します)
虚空の杯を置かれた時は、すかさず粉々にしたいものです。
他にも勿論、アーティファクト多用する相手に効果大です。
燃えがら蔦は、バーンにとっての最大のアンチカード、神聖の力戦対策です。
神聖の力戦は、唱えたプレイヤーに呪禁を与えます。
バーンの呪文は多くがプレイヤーを対象に取ります。
つまり出されると、悶絶です。
燃えがら蔦のいいところは、アーティファクトも破壊できて、何より置いておくだけでもダメージが与えれるところ。
コンボデッキに対して、追加の大歓楽の幻霊として入れることもあります。
なんでもできる、可愛いやつです。
損耗/摩耗は、役割が粉々と燃えがら蔦と被りますが、虚空の杯をX2で置かれた時にかいくぐれるな。
ぐらいの感じで入れてます。
(分割カードのマナコストは、2つ合わせた合計。つまり、損耗/摩耗のマナコストは3)
強いカードなのですが、サイドの中のバランス的に変えようかな?とも、悩んでいます。
コーの火歩きは、主に対バーンのミラーマッチ用です。
お互いに赤い呪文を撃ち合うので、大きな回復を見込めます。
プロテクション赤も強力で、除去もされにくいです。
あれ……バーンを愛するあまり、バーンの記事を書いていたら止まらなくなってしまいました。
ものすごい長文になってしまいましたね。
ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
バーンは一見、戦術がシンプルなため、脳筋デッキに見えることもあると思います。
実際に、ぶん回れば無類の強さを発揮するため、脳筋で勝てることもあります。
しかし実際には、初手の手札を見た時にこの手札で焼き切れるのか。
メインで勝てたとしても、相手のアンチカードが何が来るかを予測し、対応しきれるか。
土地のプレイ、クリーチャー、火力を唱える順番。
相手を焼き切るためのプロセスを考え出すと、とても奥が深く、考えなければ勝てないデッキです。
私自身、がばがばのプレミを連発したり、ダメージ計算を失敗して負けたことも、多々あります。
しかしその分、相手を焼き切ったときは嬉しいです。
私個人としては、使っていてとても楽しいデッキです。
また、モダンの中では比較的安価な部類のデッキですので、これからモダンを始めようと思っていて、火力が好きな方がおられましたら、おすすめできるデッキだと思います。
私もまだまだ、バーン道の半ばにいる身ですので、精進していきたいと思っております。
長々と長文、失礼いたしました。
また次回の更新で、お会いしましょう!
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